段ボールのサイズを正確に測ることが重要な理由

段ボールの寸法を正しく測定できていないと、商品が箱に入らなかったり、想定外の送料が発生したりする可能性があります。

よくある混同の一つが、内寸と外寸の違いです。商品が箱に入るかどうかを確認するための寸法と、配送業者が荷物のサイズや容積重量を算出するために使用する寸法は、必ずしも同じではありません。

内寸は箱の内側で使用できるスペースを表します。外寸は箱の外側のサイズを表します。配送計算では、配送業者の規定に応じて、梱包完了後の荷物の膨らみや突起部分も考慮する必要があります。

この記事では、内寸と外寸の違い、段ボールの測定方法、寸法を一貫した方法で記録する手順を説明します。

1. 内寸と外寸の違い

内寸:商品を入れられる内部スペース

内寸は、段ボールの内側の壁面間の距離です。商品や緩衝材を入れるために使用できるスペースを表します。

次のような場合に重要です。

  • 商品が箱に入るか確認するとき
  • 緩衝材を入れるスペースを確保するとき
  • 商品に適した箱を比較するとき
  • 繰り返し出荷する商品の梱包規格を統一するとき 例えば、幅20cmの商品であっても、内寸の幅がちょうど20cmの箱に必ず入るとは限りません。緩衝材を入れるスペースや、商品を出し入れするための余裕も必要になる場合があります。

外寸:段ボールの外側のサイズ

外寸は、段ボールの外側の面と面の間の距離です。段ボールの厚みや箱の構造も含まれます。

次のような場合に重要です。

  • 配送業者のサイズ制限を確認するとき
  • 容積重量を見積もるとき
  • 送料を比較するとき
  • 保管・輸送スペースを計画するとき 段ボールの厚みや構造によって、内寸と外寸は異なります。

配送時には、段ボールメーカーが表示した寸法だけでなく、梱包が完了した荷物そのものを測定する場合があります。配送業者の規定によっては、テープ、膨らみ、突起部分などが測定結果に影響します。

覚えておきたいポイント:

  • 商品が入るか確認する場合は内寸を使用する。
  • 配送サイズや容積重量を確認する場合は、梱包完了後の荷物の外寸を確認する。

2. 長さ・幅・高さを理解する

直方体の段ボールは、一般的に長さ(Length)、幅(Width)、高さ(Height)の3つの寸法で表します。

通常は L × W × H の順で表記されますが、長さと幅の定義は段ボールメーカーや配送業者によって異なる場合があります。

長さ(Length)

長さは箱を構成する主要な寸法の一つです。メーカーは独自の商品仕様に基づいて長さを定義している場合があります。

メーカーが提示した寸法を使用する際は、そのメーカーが長さをどのように定義しているか確認してください。

幅(Width)

幅は一般的に、箱の底面において長さと直角になる方向の寸法です。

一定の基準で測定することで、異なる箱の寸法を記録・比較しやすくなります。

高さ(Height)

高さは箱の底面から上面までの垂直方向の距離です。

商品や緩衝材を入れられるスペースに影響します。

配送業者によって測定ルールが異なる場合がある

配送業者は、荷物の最も長い辺を長さと定義し、残りの2辺を幅と高さとして扱う場合があります。

例えば、UPSの案内では最も長い辺を長さとして測定する方法が説明されています。ただし、すべての段ボールメーカーが同じ表記ルールを採用しているわけではありません。

メーカーが表示する L × W × H が配送業者の測定ルールと必ず一致するとは限りません。メーカーの仕様、または利用する配送業者の公式案内を確認してください。

3. 配送用段ボールの測り方

Step 1. 測定する目的を決める

まず、何を確認したいのかを明確にします。

  • 商品が箱に入るか確認する場合は、内寸を測る。
  • 配送サイズや容積重量を確認する場合は、梱包完了後の外寸を測る。 この2つは目的が異なる測定です。

Step 2. 測定基準を確認する

メーカーが提示した仕様を使用するのか、実際の段ボールを自分で測定するのかを確認します。

メーカーの仕様を使用する場合は、次の点を確認してください。

  • 内寸か外寸か
  • 長さ・幅・高さの定義
  • 使用されている測定単位 基準が不明な場合はメーカーに確認してください。

Step 3. 長さ・幅・高さを測る

適切な測定器具を使い、それぞれの寸法を個別に測定します。

内寸を測る場合は、箱の内側の壁面間にある実際の使用可能な距離を測ります。

外寸を測る場合は、箱の外側の面と面の間を測ります。配送用の荷物を準備している場合は、関連する膨らみや突起部分を含め、配送業者の規定に従って梱包完了後の荷物を測定してください。

測定器具をまっすぐに保ち、箱を押しつぶしたり変形させたりしないようにします。

Step 4. 単位を統一する

すべての測定値に単位を記録してください。

一般的な単位には次のものがあります。

  • ミリメートル(mm)
  • センチメートル(cm)
  • インチ(in) 同じ寸法セットの中で異なる単位を混在させないでください。

Step 5. 測定値を確認する

次の項目を確認してください。

  • 3方向すべてを測定したか
  • 内寸と外寸を区別したか
  • すべての測定値で単位が統一されているか
  • 不必要に箱を押しつぶさず測定したか
  • メーカーの測定基準を確認したか

Step 6. 梱包完了後の荷物を確認する

実際に配送する場合は、商品と緩衝材を入れ、箱を閉じた後に外寸を確認してください。

梱包によって荷物の形状が変わることがあります。中身によって箱が膨らむ場合もあるため、空の箱や梱包前の箱を測定するだけでは、最終的な荷物の寸法を反映できないことがあります。

測定箇所や端数の処理方法は配送業者の規定によって異なります。

4. よくある測定ミス

ミス 起こり得る問題 適切な方法
内寸を外寸として使用する 荷物のサイズを実際より小さく見積もる可能性がある 目的に合った寸法を使用する
商品の適合性確認に外寸を使用する 商品が箱に入らない可能性がある 内部の使用可能スペースを確認する
長さと幅を独自の基準で決める 記録に一貫性がなくなる メーカーまたは配送業者の基準に従う
単位を記録しない 計算ミスが発生する すべての値に単位を付ける
梱包前の寸法だけを記録する 最終的な荷物のサイズと異なる可能性がある 梱包完了後の荷物を確認する
配送業者の端数処理ルールを無視する 申告寸法と請求上の寸法が異なる可能性がある 最新の公式案内を確認する
緩衝材のスペースを忘れる 保護に必要なスペースが不足する 必要な緩衝材のスペースを確保する

5. 測定値を正しく記録する

一貫した記録を残すことで、箱の比較や梱包作業の再現が容易になります。

次の情報を記録すると便利です。

項目 例
箱の名称 Carton A
測定の種類 内寸
長さ 30 cm
幅 20 cm
高さ 15 cm
単位 cm
緩衝材 使用
測定日 実際の測定日
備考 メーカー仕様または実測値

上記の数値は記録方法を説明するための例であり、実在する箱の寸法ではありません。

配送計算用に外寸も記録する場合は、内寸とは分けて管理してください。

6. PackTuneで寸法を使用する際の注意点

PackTuneは、商品と箱の寸法を比較し、必要な箱数、梱包効率、容積重量などを計算するためのツールです。

ただし、重要な制限があります。

現在のPackTuneでは、商品が箱に入るかどうかの計算と容積重量の計算の両方に、同じ長さ・幅・高さの入力値を使用します。箱の内寸と外寸を別々に入力する機能はありません。

そのため、主な目的に合わせて入力する寸法を選ぶ必要があります。

商品が箱に入るか確認する場合

商品と箱の内部スペースを比較するには、内寸を使用してください。

これにより商品が箱に入るかどうかを判断しやすくなります。ただし、この値から計算した容積重量は、実際に配送する荷物の外寸を反映しない場合があります。

容積重量を比較する場合

配送用の容積重量を見積もる場合は、梱包完了後の外寸を使用してください。

荷物のサイズを比較するには適していますが、外寸は箱の内部スペースを表さないため、商品適合性の計算が不正確になる可能性があります。

1つの寸法セットで、この2つの目的を同時に正確に表すことはできません。

最終的な送料は配送業者に確認する

PackTuneの結果は、箱の比較や梱包計画を支援するためのものです。

実際の送料は、配送業者、サービス、発送元、配送先、課金対象重量、追加料金、その他の条件によって異なります。

PackTuneの推定値を配送業者の最終請求額と同一視しないでください。最終的な荷物の寸法と送料は、利用する配送業者に確認してください。

測定チェックリスト

  • [ ] 測定する目的を決めたか
  • [ ] 内寸と外寸を区別したか
  • [ ] 長さ・幅・高さを測定したか
  • [ ] メーカーまたは配送業者の測定基準を確認したか
  • [ ] すべての寸法に単位を記録したか
  • [ ] 商品と緩衝材のための十分なスペースを確保したか
  • [ ] 梱包完了後に外寸を確認したか
  • [ ] 配送業者の測定方法と端数処理ルールを確認したか
  • [ ] PackTuneに入力する寸法の制限を理解したか 正確な測定は、適切な段ボールを選び、配送を計画するための第一歩です。内寸と外寸を区別し、各寸法を一貫した方法で記録することで、避けられる梱包ミスや計算ミスを減らせます。

参考資料